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最後の日③

ポッキーが息を引き取って、病院で、キレイにしてもらって、
箱に入れてもらって、先生が二人、玄関先で見送ってくれ、
箱入り息子になって、家に帰ってきた。

後になって思ったけど、この時、箱に入れてもらって
良かったと思った。
死後硬直してからだったら、
火葬場まで行くのに車に乗せるのも、大変だっただろうし
火葬する時の箱にも入らなかったかもしれないし。

病院からの帰りし、食欲もないけど、アヤもいるし、コンビニで弁当を買って、
テーブルの上は、物を置いてぐちゃぐちゃだったので、
低いローテーブルで弁当を食べた。
アヤは、私達を元気づけようとしてたのだと思う
ハイテンションな笑顔をしてポーズをとるから、夫まで、めちゃ笑顔。
ここまで、私はきっと、不安な顔だったり、怖い顔だったり、
悲しい顔だったり、無の顔なんかをしていたのだと思うんだけど、
このアヤの顔を、このタイミングに見て、めっちゃ笑ってしまった。
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眠りの国の王子のようなポッキーは、リビングで過ごし、
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アースがしっかり覗いたのは、この時だけだったと思う
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この時、確認をし、
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きっと、しっかり確認をしたのだと思う
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もう近づこうとはしなかった
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さようならをしたのだと思う
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いつもの寝顔だけど、起きてこなかった
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アヤは、待合室で、
「もう~ポッキーは、ま~だ?早く帰ろうよ」と言ったりしていたので、
3歳児には、あんまりわかってないのかな~なんて思ったりもしてたのだけど、

実は、アヤなりに理解していたのだった

みんなでポッキーを見送った後から、
お腹もすいているだろうし、ポッキーにかかりっきりだったけど、
まったく、ぐずぐず言わず、真剣な顔で黙っていた
ボー然としている私を、アヤがギュッと抱きしめて引き寄せてくれた

そして、家に帰ってきて、晩御飯を食べてから、
保育園で自分がもらった大切なメダルを持ってきて、
「ポッキー、頑張ったから、メダルあげるわ」と
こうやって、ポッキーの首に、そっと置いてあげたのだった
この時、初めて、涙が、あふれてきた
ここまで、泣くことも忘れていた
アヤなりに、ポッキーのことを思っていた
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そして、アヤは、ピアノのついた音のなる絵本を持ってきて、
ポッキーの前に座って、
「ハッピ バーディートゥーユー♪ハッピバーディ トゥーユー♪
ハッピ バーディ ディア ポッキー(両手をポッキーにむける)
ハッピ バーディ トゥ ユー♪」
と、最後の方は小さな声で、歌を歌った
いつものように最後に、
「おめでと~パチパチパチ」は無かったよ・・・

3歳児の小さな頭の中で、ポッキーのことを考え、
他の家族のことも考え、成長してるんだなぁ~と思った

by pokkunnnj | 2016-01-18 07:37 | ポッキー | Comments(0)